電気料金の請求書から家庭の使用量を見積もる方法
請求書のkWhの読み方から、1日の使用量と平均電力の計算、家電の合計による確認まで。太陽光発電の容量を決める前の第一歩を解説します。
なぜ使用量から始めるのか
太陽光発電の容量決めは、ひとつの単純な問いから始まります。家ではどれだけの電力量を使っているのかという問いです。この数字がなければ、パネルもインバーターも蓄電池も選べません。答えは毎月、電気料金の請求書に印刷されています。
この記事では、請求書の数字を1日の使用量と平均電力に直し、家の機器を足し合わせて結果を確かめます。
請求書のどこに使用量があるか
「使用電力量」や「請求電力量」と書かれたkWhの欄を探します。金額は見なくて構いません。金額は料金単価、税金、各種の調整額で変わりますが、kWhは変わらないからです。
- 112か月分を集める
使用量は季節で変わります。直近12か月を合計して12で割り、1年を代表する平均を出します。
- 2単位を確認する
使うのは約30日分のkWhの使用量です。合計金額や、メーターの累積指示数ではありません。
- 3これからの変化を足す
エアコンの買い替え、電気自動車、家族の増加は使用量を変えます。すでに予定していることも含めましょう。
請求書から1日の使用量と平均電力へ
1日の電力量を24時間で割ると、家の平均電力が出ます。10 kWh ÷ 24 h ≈ 0.42 kW、つまり常時約417 Wがついている計算です。あくまで平均で、深夜は大きく下がり、夕方は大きく上がります。
4つの季節の平均は (360 + 300 + 250 + 310) ÷ 4 ≈ 305 kWhで、例に使った300 kWhに近い値です。
機器の合計で確かめる
どこで電力量が使われているかを知るには、機器を足し合わせます。ルールはどの機器も同じで、電力量 = 電力 × 使用時間です。1,000 Wのエアコンを4時間つけると4,000 Wh、つまり4 kWhを使います。
請求書で最も大きな割合を占めるもの
計算ツールの初期値では、6つの機器の合計は1日約7 kWh、1か月で209 kWhになり、300 kWhの請求書の約70%にあたります。残りは一覧に入っていない機器によるものです。
よくある間違いと次のステップ
推奨すること
- 一番高い月だけでなく、12か月の平均を使う
- 今後数年で設置する予定のものも足す
- 冷蔵庫など自動で入り切りする機器は平均電力で考える
- 機器の合計を請求書と比べる。差が、一覧から漏れた分を示す
避けること
- kW(電力)とkWh(電力量)を混同する
- 金額を使用量のように扱う
- 夏だけ、または冬だけの値で1年を代表させる
- 電力会社が請求する最低料金を忘れる
1日の使用量が分かったら、次は太陽光パネルが何枚必要かを調べましょう。下の図は系統から機器までの電力の流れを示しています。ご自宅を描く出発点として使ってください。
Editor Solarで図を描く
この記事の図を読み込んだEditor Solarです。機器を移動し、ラベルを変更し、部品を接続して、PNG・SVG・PDFで書き出せます。無料で、すべてブラウザー上で動作します。
試してみましょう: ご自宅の機器を分電盤に追加し、それぞれの電力と1日の使用時間を書き込みましょう。電力量を合計して、請求書の使用量と比べてみてください。
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